通関士 合格体験記  S.Sさん 神戸市東灘区 40代 男性 
                  (1年目:超早期スタート通関士試験準備講座、通関士総合講座(早期スタートパーフェクトコース) 
                  
                   
                                                                  
                   
                   
 
                  私の合格体験記 
                   
                   
                   
                   
                  【受講までの経緯】 
 
某製造業に勤めております。 
貿易事務に関して殆ど経験のない私ですが、 
キャリアアップの為にと以前から関心のあった通関士試験に挑戦してみることにしました。 
学校選びのポイントは、 
「週末に授業がある事」と「授業料の安さ」でした。 
私のように、取りあえずチャレンジしてみたいという人間にとっては、 
大手の学校の授業料は高過ぎました。 
 
結果は、諦めず学び続ける事ができ一年目にして何とか合格する事ができました。 
長文になってしまいましたが、 
これから勉強する方々にとって何か参考になれば幸いかと思います。 
 
 
【使用した参考書・問題集】 
 
@ ヒューマンアカデミー「通関士 完全攻略ガイド 2019年版」 
A ヒューマンアカデミー「通関士 過去問題集 2019年版」 
B 日本関税協会「通関士試験 ゼロからの申告書」 
C 日本関税協会「通関士試験補修シリーズ 計算問題ドリル」 
D 日本関税協会「通関士試験補修シリーズ 関税評価ドリル」 
E 日本関税協会「通関士試験補修シリーズ 通関手続ドリル」 
それに加えて毎回先生から配布される膨大な枚数のプリントです。 
 
@とAは学校指定のテキストで、この2冊とプリントを主軸として勉強しました。 
Bは申告書対策として。申告書は全てを完璧に解けるようになる必要は無く、 
一題でも多く見て色んな出題ケースを経験しておいた方が良いかと思います。 
CDEは通勤時間などの隙間時間用に。 
過去問がずらっと並んでいるので、 
あまり深く考えずスラスラと何度も周回する感じで読んでおりました。 
 
 
【勉強の方法】 
 
選んだコースは「超早期スタート通関士試験準備講座」 
と「早期スタートパーフェクトコース」です。 
 
初めの数ヶ月間、先生の言われるがままテキストを読んでいましたが、 
全くの未経験者だったので最初は殆ど理解できませんでした。 
しかし、授業を受けてから読み返すと理解が深まると思います。 
これは皆さん経験されていると思います。 
「予習を兼ねて理解できなくてもとにかく読み進める」 
→「授業を受ける」 
→「復習の為に読む、分からない所は更に何度も読む」 
序盤はこの繰り返しでひたすらインプットの連続でした。 
 
GW辺りからは、ひたすらインプットした情報を整理しまとめる勉強も行いました。 
個々の用語や数字は覚えていても、 
それらがどの様に構成されているか分からなくなってしまったからです。 
パズルのピースの柄は各々よく理解できても、 
組み合わさった全体の絵が見えなくなってしまった感じでした。 
同時にこの時期から過去問も積極的に手を付けていきました。 
この辺りから毎週授業についていくのも大変になってきますが、 
最低でも復習は(できればその日の内に)しっかりとやっておいた方が効率的に覚えられるかと思います。 
 
夏を迎える頃から実務の勉強も本格的になってくる訳ですが、 
先生も繰り返し仰られるように、 
ここまでに関税法・関税定率法をしっかりと仕上げておく事が本当に重要かと思います。 
計算問題も申告書問題も、 
関税法・関税定率法を正しく理解できてないと解けないと思います。 
終盤は新たに何かを覚えるという余裕もなく、 
一問でも多く問題を解いてアウトプットばかりになるかと思います。 
(結局この辺りで学ぶ商品分類に関しては、 
しっかりと脳に定着させる余裕もなく最後まで苦手でした) 
 
ざっとこういう流れで勉強してきましたが、 
全体を通して常にこころがけていたのは、 
「授業の復習はしっかりとする、 
できるだけ次週に判らないことを持ち越さない」 
「問題は判らなくてもとりあえず解いてみる、 
そして繰り返す(深く考え過ぎず、とにかく量をこなす)」 
の2点でした。 
学習時間は平日で2時間位、 
週末(学校を含めて)6時間から8時間位で、 
通勤時間や仕事の休憩時間などの隙間時間に過去問を流し読みしていました。 
 
 
【試験で心掛けたこと】 
 
やはり最後まで通関実務に対して苦手意識がありました。 
理由は、かなり駆け込みで勉強をし始めて学習時間が全然足りていないと感じ、 
自信が全然持てなかったからです。 
そこで実務の試験に関しては解答する順番に少し対策を考えました。 
これは皆さん個々で、自身の解き方があるようです。 
 
私はまず「輸入申告書」から始め、 
「計算問題」「選択・択一式」「輸出申告書」の順番で解きました。 
輸入申告書と計算問題は配点が高めで、 
時間をかけてでもしっかり点数を稼がなければいけないので 
一番初めに余裕を持って解答する事にしました。 
私はここで23点(輸入13点+計算10点)稼げたので、 
他で落としても合格点に届いたのだと思います。 
逆に輸出申告書は解く時間の割には配点が低めなので最後に解答しました。 
本番でも結局時間が足りず雑に解答しましたが、 
それでも2問ぐらい当たってました。 
結果は自己採点で、@通関業法36点(80%) A関税法41点(68%) B実務33点(73%) でした。 
 
 
【振り返っての感想】 
 
初めは興味本位だけで出来るところまでやってみよう程度の気持ちだったのですが、 
斎藤先生の教え方が非常にわかりやすく(うまく乗せられ煽られて)、 
また同じ目標に向かっている受講生の皆さんがいたからこそ、 
最後まで勉強し続ける事ができたのだと思い大変感謝しております。 
 
これまで色々と書きましたが、 
結局これも先生が講義で言われたことをそのままに実行しているだけです。 
未経験で何も知らなかった私には、 
そうするしか他に方法が無かったからです。 
初心者の方も頑張れば通関士試験合格に手が届く所まで行けますので、 
是非ともチャレンジして頂けたらと思います。 
「一発合格」も決して夢ではありません! 
 
                   
                   
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